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議会議事録(平成20年第8回定例会 12月12日)

議会議事録(平成20年第8回定例会 12月12日)

平成20年第8回羽幌町議会定例会会議録

〇議事日程(第2号)
 平成20年12月12日(金曜日) 午後 1時00分開議

 第1 会議録署名議員の指名
 第2 諸般の報告
 第3 一般質問
 第4 報告第7号 平成20年度定期監査報告(第2次)について
 第5 報告第8号 専決処分の報告について「和解及び損害賠償の額の決定について」
 第6 議案第50号 羽幌町手数料条例の一部を改正する条例
 第7 議案第51号 羽幌町国民健康保険条例の一部を改正する条例
 第8 議案第52号 平成20年度羽幌町一般会計補正予算(第4号)
 第9 議案第53号 平成20年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
 第10 議案第54号 平成20年度羽幌町老人保健医療特別会計補正予算(第2号) 
 第11 議案第55号 平成20年度羽幌町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
 第12 議案第56号 平成20年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第3号) 
 第13 同意第 3号 羽幌町教育委員会委員の任命について
 第14 発議第10号 議員の派遣について
 第15 発議第11号 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について

〇出席議員(12名)
  1番 蒔田 光子 君
  2番 伊藤 昇 君
  3番 寺沢 孝毅 君
  4番 磯野 直 君
  5番 高野 輝雄 君
  6番 森  淳 君
  7番 駒井 久晃 君
  8番 船本 秀雄 君
  9番 大山 新太郎 君
 10番 熊谷 俊幸 君
 11番 室田 憲作 君
 12番 橋本 修司 君

〇欠席議員(0名)

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
 町長 舟橋 泰博 君
 副町長 松本 信裕 君
 教育長 山本 孝雄 君
 教育委員会委員長 松村 益司 君
 監査委員 米澤 幸雄 君
 農業委員会会長 林 弘之 君
 会計管理者 長谷川 一志 君
 総務課長 石川 宏 君
 政策推進課長 鈴木 典生 君
 財務課長 品野 万亀弥 君
 財務課長補佐 三浦 義之 君
 町民課長 大波 芳弘 君
 福祉課長 柳田 昭一 君
 福祉課主幹 藤岡 典行 君
  福祉課主幹 野上 京子 君
 福祉課主幹 熊木 良美 君
 建設水道課長 西村 修 君
 建設水道課長補佐 三浦 良一 君
 建設水道課管理係長 宮崎 寧大 君
 農林水産課長 本間 幸広 君
 農林水産課長補佐 山口 芳徳 君
 商工観光課長 張間 正美 君
 商工観光課長補佐 浅野 勝彦 君
 天売支所長 井上 顕 君
 焼尻支所長 安宅 正夫 君
 学校管理課長 水上 常男 君
 学校管理課長補佐兼学校給食センター所長 尾崎 正克 君
 学校管理課学校給食センター主事 越谷 弘和 君
 社会教育課長兼公民館長 濱野 孝 君
 監査室長 工藤 孝司 君
 農業委員会事務局長 荒井 光昭 君               
 選挙管理委員会事務局長 石川 宏 君

〇職務のため出席した事務局職員
 議会事務局長 伊勢田 正幸 君
 総務係長 豊島 明彦 君
 書記 富樫 潤 君               

    ◎開議の宣告
〇議長(橋本修司君) ただいまの出席議員は12名であります。
 定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。

(午後 1時00分)

    ◎会議録署名議員の指名
〇議長(橋本修司君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第118条の規定によって、
  10番 熊谷 俊幸 君   11番 室田 憲作 君
を指名します。

    ◎諸般の報告
〇議長(橋本修司君) 日程第2、諸般の報告を行います。
 会議規則第21条の規定により、本日の議事日程表は配付いたしましたので、ご了承願います。
 これで諸般の報告を終わります。

        ◎一般質問
〇議長(橋本修司君) 日程第3、昨日に続き一般質問を行います。
 11番、室田憲作君。

〇11番(室田憲作君) 3期、2年間の町政運営について。国内外の経済状況が極めて厳しく、しかも国政の方向が目まぐるしく変化する中において、町政の執行にはかり知れないご苦労があることを推察いたします。町長は、3期目の就任以来早いもので2年のときを迎えたところであります。この間町の総合振興計画、ほっとプラン21を基本としつつ、特別養護老人ホームの改築、羽幌中学校耐震工事などの着工を直前としたプラン化、公営住宅の建設や港湾を初めとする継続事業に進捗を見た一方で、当面する町づくりの指針となる都市計画マスタープランが策定されました。そこで、これまで町長が提唱された諸プランの制定に取り組んでこられた自立と共生の町づくり、町民と協働の町づくりの方向を今後の町政執行にどう生かしていこうとしているのか、次の3点についてお尋ねをいたします。
 1、町長が就任時に町民に掲げられた8つの目標と63の約束、いわば公約の実行状況についてどうとらえているのか。また、残された課題については、今後どのように取り組んでいかれるのかお伺いします。
 2、心と心の触れ合う町づくりの推進の一つとして、方面区担当職員制度を見直し、地域情報連絡員制度をスタートさせたが、町民に周知が徹底され、十分に機能されているとお考えかどうか。
 3、人づくり事業について、町づくりは人づくりを基本理念とした支援事業であったが、運用面で適用が厳しく、活用しにくいという声が聞こえるが、現状をどう認識されているのか、また改善する考えがあるのか。
 以上、3点についてお伺いいたします。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 室田議員のご質問にお答えをいたします。
 議員のご発言にございましたとおり、11月をもちまして私も3期目の2年が過ぎ、町長就任以来10年がたちました。その間町民との対話を第一に考え、共生、協働の町づくりを進めるべく町政を執行してまいりました。議員ご質問の1点目、8つの目標と63の約束でございますが、3期目の公約として対話、協働の町づくり、行財政改革の徹底したスリムな町づくり、豊かな自然環境を守る町づくり、地域が互いに支え、共生し合う福祉の町づくり、次代を担う教育環境の充実した町づくり、広域連携による町づくり、生き生きとした産業の町づくり、安全で安心な町づくりの8つの目標を掲げ、63の約束を町民の皆さんにお示しし、鋭意実現に努めてまいりました。この間地域1次産品の安定的な確保を目的とした米穀乾燥調製貯蔵施設整備事業に対する農業協同組合への補助、焼尻綿羊牧場の効率的な運営を図るため、民間企業による指定管理、また老人ホーム入所者の住環境整備のため、特別養護老人ホームの改築と安全な教育環境を図るため羽幌中学の耐震化を決定したほか、ソフト面では大学野球の合宿及び全道規模の大会誘致などに積極的に取り組んでまいりました。さらなる目標達成に向けて真摯に努力してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 2点目の地域情報連絡員制度についてでございますが、議員お話しのとおり協働の町づくり推進を図るため、町民と行政が情報を共有することを目的に方面区担当職員制度の問題点を見直して、より実効性のあるものとして昨年9月から実施したものでございます。町民の皆様にご理解をいただくため、実施直後から今年の2月にかけて地域ごとに住民説明会を開催し、本制度と自立プラン等の説明をさせていただきました。また、職員による広報の配達を行うなど、地域との定期的な接触を図ることにより直接意見要望を伺ってきております。その件数につきましては、昨年の10月から今年の3月までで44件、今年4月から11月までで11件、計55件の要望等があり、それぞれ対応をしているところでございます。まだ実施してから日も浅く、制度としては熟成しておりませんが、多種多様な面での活用を考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 最後の人づくり事業でございますが、平成13年10月施行の羽幌町人づくり事業基金条例により基金を財源として実施している事業でございます。補助対象となるのは、積極的かつ活力のある人づくり事業、地域づくりのリーダーとして資質を備えることのできる人づくり事業、国際化社会における豊かな感性と幅広い視野を備えた人づくり事業、地域の活性化に関連する人づくり事業に基づいた事業であり、人づくり委員会で決定をされます。委員会で採択となり補助金を交付しました事業は、基金条例の施行から現在まで14事業であります。また、不採用となりました事業は内容が羽幌町人づくり事業基金補助金交付要綱で補助対象外事業と規定しております2事業と補助事業としてなじまない1事業の計3事業でございます。運用面で適用が厳しく活用しにくいとのご質問ですが、平成16年6月には対象範囲の拡大を図るため、交付要綱の一部を改正し、申請事業のほとんどが補助事業に適合し、採択されている状況でございます。今後もこの事業の周知に努めるとともに、よりよい制度とするため検討を重ねてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 以上、室田議員の答弁とさせていただきます。

〇議長(橋本修司君) これより質問、答弁の時間は30分以内となります。
 11番、室田憲作君。

〇11番(室田憲作君) 1番について何点かお尋ねをいたします。
 初めに、特別養護老人ホームの改築に当たって、木造平家建ての建築は各方面からその決断に対して歓迎されているところかと思いますが、今後施行に当たり地産地消で望まれることを強く期待をいたします。そこで、21年度の予算編成の時期を迎えております。ソフト面において、公約実現のために特に重要視している施策があればお聞かせください。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 予算編成の時期に入るということもございまして、まず財政面のことからさまざまな要求というか、各課に方針として出しております。中身としてはたくさんあるわけですけれども、基本的には無駄な使い方はしないようにということで、また厳しい財政状況の中でいろいろな意味でスリム化を図る、また一方では町の中での経済的なまことに厳しい状況の中で、公共事業として住民の方にある意味で経済の循環がよくなるというような事業というようなことも含めながら、さまざまな方針を出しております。ただ、現実には今答弁でも申し上げましたとおり、これからのいわゆる町政運営というのはやはり行政と住民の方々が一体となって同じ情報を共有しながら、一緒になって考える。そして、考えた中で将来の方向性を見つけていくという基本的な考え方だというふうに私は思っております。そんな中で一つ一つの事業、いろいろな形の中で住民の方々とともに話し合う機会も多く持ちながら進めていきたいなという、そんな方針で伝えてあります。

〇議長(橋本修司君) 11番、室田憲作君。

〇11番(室田憲作君) 予算編成については、これからが本格的になってくるかと思いますが、ただよく聞くには例えば一律5%減であるとか、一律3%減であるとかということがよく言われますが、一律ということに対して多少私も疑義を感じますので、事業内容を十分に吟味する中で、場合によっては増額もあっていいだろうし、または減額があってもいいのでないかと思いますが、めり張りをつけた予算編成になるよう十分配慮をお願いしたいと思っております。
 次に、項目ごとに何点かお尋ねしますが、副町長にお尋ねいたします。行政改革によるスリム化についてでありますが、職員の提案制度の活用ということという一項があります。具体的にどのような制度をつくり、それをどう活用されておられるのか、また現在までどんな提案がなされ、どう処理されてきたかをお尋ねしたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 副町長、松本信裕君。

〇副町長(松本信裕君) 室田議員にお答えいたします。
 職員提案については、ご案内のとおり平成15年から進めているわけですが、平成15年、16年、17年と3カ年で、その年3件、4件というような形でございました。これにつきましては、職員みずから現在進めている政策あるいは事業等について提案を求めたり、また新たな時代に合ったような提案を求めてきたのですが、これまで17年ぐらいまではちょっと厳しいというか、提案の仕方がなじまなかったというか、ある程度制限されたものですから、18年は残念なことに一件も提案されることがなかったわけです。それで、19年にもう少し提案しやすいようにということで積極的に、これ庁舎内の課内の中のメールなのですが、その中で提案をしていただくということで、かなり19年からは件数がふえてきておりまして、今年度、20年度は46件の提案があります。これにつきましては、職員からの提案につきまして、私を筆頭といたしまして総務、財務、政策という中でこの提案についてどのように進めていくかという判断をしております。原課で考えていただくものについては原課で考えていただくということで各課にしたり、あるいはこれはいち早く進めていくべきだというようなこと等についてはそれぞれ昨年であれば旅費の改正だとか、今年も間もなく口座振替通知書の廃止ということで、今まで振替口座そのものに出納のほうからこういう形でということでお支払いの通知をしていたのだけれども、そういうようなことの改善もするというようなこと、それから公用車の一元管理ということで、これは平成15年ごろからずっと言われてきたのですが、各課で管理している車を総務課なら総務課で一元管理できないものかと。その中で少しでも節減したり、あるいはそのことによって車を廃止できるというようなことのものになるのではないかという提言をされておりましたけれども、ようやく21年度からこれを一元化すると。ただ、一部専門的というか、例えばすこやかセンター等で保健指導車だとか、そういう常時使うところについては、そういうものについてはその課でまた引き続き管理をしていただくものもありますが、そんなような形で今職員のほうでは大いに提案をしていただいているという状況でございますので、個々については46件もありますので、また政策推進課のほうに来ていただければ資料もありますので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上でございます。

〇議長(橋本修司君) 11番、室田憲作君。

〇11番(室田憲作君) 次に移りますが、産業では中心市街地の活性化をハートタウンと連携をさせ、市街地の環境整備を進めるとありますが、旧営林署跡地の活用などについては今までも一般質問あるいは常任委員会等で取り上げられ、論議されているところですが、その方向性が余りよく見えない現状にあります。現在まで具体的な取り組みはあるのか、また今後どのように考えているのか、具体的に町長の考えをお尋ねいたします。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) ハートタウンができ上がってもう3年ですか、たつわけですけれども、羽幌町の中心街、中心市街地として位置づけられているあの部分で営林署跡地を購入いたしました。当初やはり中心街ということに大きな位置づけというか、あの土地の場所がそういうことにもなりますし、その有効利用ということでの目的を持った購入でございました。現実皆様方もよく雰囲気的にはわかっているのかなと思いますけれども、なかなか今取り組みに難しい状況になっております。ほかのハードなものとの連携というか、関係等もございまして、非常に難しい状況です。そしてまた、さまざまな急に入ってくる状況ということも含めて、1つには今論議しております住宅政策の中での促進住宅だとか、また本当に財政的なものが一番大きいのかもしれませんけれども、そういうような状況の中で難しいというのが現実です。ただ、本当に難しいからほったらかしというか、手をこまねいてそのままにするという考え方はございません。羽幌町の中心市街地として位置づけられている地域での空き地というものの有効利用、そしてこれからこの土地についてどう考えてどう進めていくべきなのかという方向性というのは、やはり持っていなければならないと。持たなければならないというふうにも思っております。そんなことも含めて、今来年度のことでさまざまな計画立てているのですけれども、やはり住民の方々のご意見を伺う機会をつくってはどうかなというようなこともいわゆる構想の中の一つに入っております。そんな状況であるということをご理解いただきたいということで答弁にしたいというふうに思います。

〇議長(橋本修司君) 11番、室田憲作君。

〇11番(室田憲作君) 常日ごろ住民との対話ということ、今もそのような話がありましたけれども、やはり役場といいますか、だけで抱えるのではなくて、住民に問題を投げかけて、そしてその解決を図っていくということが大事ではないのかなというような思いをしますので、次と関連して質問をします。
 町長は、先ほども答弁の中で言われましたが、対話ということを重視し、特に3期目のスタートに当たって対話の成果を形にしたいと。町民協働社会の構築に汗を流しと職員の前で対話行政を強調されてスタートしたわけです。町長3期ともなると、道内あるいは管内の町村会の役職といいますか、そういったようなものもいろいろと回ってくるのではないかなと。そういうことから、町長の行動を見ておりましても極めてハードなスケジュールのようでありますが、そうした中でふれあいトーク等については取り組んでおられることは一定的に評価するのですが、町長が最も望んでおられる町政懇談会、住民の意見を聞くこの会の開催がちょっと少ないというより、最近は実施されていないように思いますので、この点について町長のさらなる決意をひとつ聞かせていただきたいと、このように思います。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 難しいとか大きな課題を抱えると、どうしても自分たちだけの中でいろいろと練ることが先にいくわけですけれども、基本的にはやはり住民の方々がどういう方向を望んでいるのか、どういうものを望んでいるのかというのが基本ではないのかなと思います。今いろいろとお話がありましたけれども、就任以来ふれあいトークだとか、島での町政懇談会だとか、市街地区でも実施しました。また、それぞれのときのタイムリーと申しますか、町村合併問題があったときには合併のことを説明しなければならないとか、財政的に今町財政ってこれだけの状況なのですよというときには財政問題をテーマにして住民の方々を集めてというような、いろいろな形の中でこちらから情報を発信したいという意識があって集まりを求めてきました。最近になって反省しておりますけれども、全く人が集まらないような状況のこともありました。住民の方々の意識の持ち方、また我々が周知するという周知方法の仕方、いろいろなところに問題があったのだろうというふうに反省はしておりますとともに、そういうものが形にならなければやはり住民の方々と一体となった町政運営というのはできないのではないかと。私自身もそういうふうに思っておりますので、やはりいま一つ今までの形を反省をしながら、これからどうあって、そしてどう実効性のあるものに変化していくのかというようなことも庁舎内で検討しながら、先ほども申し上げましたけれども、来年度の一つの課題としてとらえておりますので、ご理解のほどお願いしたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 11番、室田憲作君。

〇11番(室田憲作君) それでは、時間もありませんので、2番のほうに移らせていただきます。
 制度のあり方について役場の担当者から説明を受けたが、具体的にどんな意見を述べてどう行動すればよいのか理解に苦しむと。あるいは、広報等を届けて何かありませんかと問われても何も返答ができないというような方面委員さんの声も聞かれます。先ほどの町長の答弁では、制度発足以来55件の提案がなされたということをお聞きしましたけれども、それらをどのように受けとめ、どう処理されているのか、担当課のほうにお伺いをしたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 政策推進課長、鈴木典生君。

〇政策推進課長(鈴木典生君) お答えいたします。
 まず、地域情報員連絡委員の方が地域からの要望、意見を受ける場合には3点ほどございまして、1点目は方面区の町内会の会合に連絡員が出席して受ける形と、それから毎月広報配達時に方面委員からお話を伺うとき、それと方面委員や地域住民から個別に連絡をいただくときで、情報をまず受け取ります。それを連絡員から役場担当課へ要望等の伝達ということで要望書、要望が来た処理簿を回します。担当課で要望内容を精査しまして対応を決定しまして、その後要望に沿えないこともあるのですけれども、それにつきましては要望者に回答する場合には2点の回答の方法がございまして、1点目は内容が軽微な場合につきましては連絡員がそのまま直接担当している町内会へ回答いたします。それと、もう一点は、内容が専門的な場合につきましては担当課から連絡いたしまして、こういう状況になりますよ、このようにできますというような回答をいたします。それで、連絡員からもその旨その方面委員さんのほうに連絡もあわせてしております。その後連絡員から政策推進課へ処理、てんまつ、それを書類として残して私どものほうで受け取るという形になっています。最近の事例なのですけれども、つい先月なのですけれども、ちょっと事例の1つなのですけれども、ある町内会長さんから電話いただきまして、川北の1丁目、2丁目の国道がかなり揺れると。それで、振動がすごいので、夜も寝れないというお話が来まして、それにつきまして連絡員のほうに電話入りましたので、担当課が政策推進だったので、その後連絡をうちが受けまして、その現場を見て、たまたま光ファイバーの工事をされていたものですから、川南は歩道に入っているのですけれども、川北が車道に入っていまして、そのために亀裂があるものですからそこが揺れていたと。その情報を見まして、うちのほうで課内でまず起案文書上げまして、町長のほうまで決裁とりまして、開発の羽幌出張所ですか、のほうの所長さんのほうに要望書という形で出しまして、その結果を担当課のほうに、担当方面区のほうにも連絡いたしました。そういうような形で処理はしております。ただ、それぞれに今議員さんのほうからお話あったように連絡がきちんととれていないところがあるというお話もありましたので、精査し直してもう一度確認したいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

〇議長(橋本修司君) 11番、室田憲作君。

〇11番(室田憲作君) 住民の方々からは、大きな問題、小さな問題、それぞれ生活に関係する問題等も出てくるのだろうと思うのですが、何か私は自立、共生の町づくりというような観点からいくと、ちょっと大事な問題なのだとは思うのですけれども、それからは少し離れているのではないのかなというような気がするのですが、そういったようなことも取り上げていくことは極めて大事なことなのですが、役場に連絡をする。役場からそれを解決する他のほうに連絡し、解決するとか、そういうことであれば今までやってこられたことと大して変わりないのでないのかなというような気がするのです。地域の問題をもう少し徹底的に掘り下げて、それをどこでやるか、またどうするのかというあたりをやっぱり対話の形でいかなければならないのでないかなというような気がするのです。そこで、昨日の常任委員会の報告の中で、先般文教常任委員会の道外視察の中に、本町と同じような制度をつくって町おこしに取り組んでいる村があるということを報告されました。私もじかに聞いてまいりましたけれども、本町との違いは町内会。町内会にしっかりとした話し合いの受け皿がないということなのです。ただ、今のように問題が行き来しているというようなことで。そして、そこの村では話し合いの受け皿をしっかりとつくっており、それぞれの担当者、担当の職員が年に数回村政の現状を報告し、そして懇談を積み上げて、そうした中からまちの課題を見出し、その実現のために協働で取り組んでいると、こういうことなのです。ですから、何か生活上に問題があった。いろいろなことがあったから、そういうことも大事なことで、役場に上げ、そしてそれを処理したというだけではなくて、もう少し自立、共生の町づくりのために問題を、町の課題、そしてそれぞれ住んでいるところの課題、そういったものを懇談をする中でだれがそれをやるか、どうやってやるか、どれぐらい予算がかかるまで話し合いをしてつくり上げていく、そういうことが大事ではないのかなと。この制度は、どちらかというとそういうことではないのかなというふうに考えているのですが、ですからどんどんもう少し町の情報を絶えず提供して共有化を図り、そして町民の町づくりに対する意識を高めていくことが大事なのだろうと、こう私は思うのです。そういうことで町長も何回も今までの答弁の中でも対話、協働の町づくりという言葉を発しておりますけれども、町長、この制度を最大限に活用するためにいかがお考えですか、現在。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 地域情報連絡員制度という、名前が変わって少し中身を見直ししながらスタートしたところではございますけれども、やはりこの連絡員制度というのは今議員がご指摘されたとおり自立、共生という大きな命題の中での一つの取り組みだというふうに思っております。見てこられた地域と我々の町と市街地区一つになっているというようなところと、ある意味では集落がうまく分かれているとかという、取り組み方というのは非常にいろいろあるのかなというふうには思います。ただ、我が町の今の区割りからいって我が町に合った取り組みをしていくというのが基本だというふうに思いますし、一番には役場からの一方通行にならぬように、住民の方々にもどんどん、どんどん役場に発信できるというか、議会とも同じことなのでしょうけれども、そういう素地をつくり上げていくということから始まって、そしてやはりその中身、この情報連絡員制度というものがもたらす地域と行政との共生するという意識の醸成ですか、そんなところに取り組んでいくのが本来の姿だというふうに思います。このことについても実を言いますと本当に何年かに1回どんどん、どんどん見直しながらいろんな、またそれも意見を聞きながら、情報員の今の働きだとか動きだとかという、それぞれ感覚的に違うとは思うのですけれども、基本的には目標は1つなのです。そういうところも含めながら、考えながら、どんどん、どんどん、今議員が指摘されたことはごもっともなことだというふうに私は思います。私もそう認識はしているつもりですけれども、認識と現実の姿とが何となくうまくかみ合っていないということが現実であります。1つでも2つでもそんな共生の町づくりにつながる取り組みとして進めていきたいというふうに思っておりますので、ご理解のほどお願いしたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 11番、室田憲作君。

〇11番(室田憲作君) もう時間がないだろうと思うのですけれども、3番について何点か聞きたいことがあって、1点だけ。町長の答弁にも制定されてから日もたっているので、適用について16年に見直しをかけて、その適用範囲も拡大したというような答弁がありましたけれども、制定されたのが平成13年で、それから16年に一部改正を行ったと、こういうことですが、この13年、16年、特に最近の社会情勢の変化というのは非常に大きいものがあると思います。そういうことで現在の社会背景または経済状況などを考えるに、最近羽幌町では若い人方がUターンをしてきて家業を継ぐというようなことも見られますし、また企業に勤めたりしながら羽幌に定住を決めている若者もおられます。そうした将来性のある若者たちの意欲をより喚起をするために補助事業を拡大し、有効活用を考えていくべきでないのかなと、こういうように思いますが、この点を先ほど答弁が尽くされたのかもしれませんけれども、町長、この点いかがですか。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) この基金制度というか、人づくり基金なのですけれども、なかなかいろいろないわゆる申請する側の考え方と我々の考え方と基金を受ける、認めるというか、委員会のほうの考え方とかみ合わないというところもあるのかなというふうに思います。私自身は、基本的にはこの基金をどんどん、どんどん使っていただいて、適用されてということを望んでおります。規約が厳しいのか、ハードルが高いのか、その辺のことをちょっとこれ検討してみたいとは思うのですけれども、ほかの補助金だとか、ほかのもので援助できる、支援できるというところもいろいろありますので、非常にこれその決定というところまで至るのに難しい。ハードルが結構でき上がるという状況もあります。そんなことも含めて、基本的には使っていただきたいと。たくさんの方に利用していただきたいという気持ちでおりますので、これからそういうほうに向かって一生懸命委員会のほうとの相談したり、行政サイドでさまざまな意見の集約をしながら、この人づくり基金についての取り組みにしていきたいというふうに思います。

〇議長(橋本修司君) これで11番、室田憲作君の一般質問を終わります。
 次に、3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) 私からまず、1点目、羽幌町市街地区学校給食センターの管理運営状況についてお尋ねいたします。
 現在の羽幌町市街地区学校給食センターは、平成5年から供用開始され、15年が経過しました。これまでボイラーなど一部の設備で修繕を行っているようですが、ほとんどが当初の設備のままで経過していると聞いております。設備のふぐあいは、給食の衛生面の問題に直結するだけでなく、調理員の労働負担の増加にもつながります。先般実際に現場を視察させていただき、現場の調理員の方から食器洗浄または蒸気による殺菌の過程で設備の老朽化によると思われるふぐあいの報告を受けました。こうした面を踏まえて、次の事項を質問いたします。
 まず、1点目、設備のこれまでの整備状況及び現状におけるふぐあいの有無と今後の対応について。
 2点目、老朽化が進む設備について今後計画的に対応する必要があるのではないか。
 3点目、ふぐあいが発生したとき等の給食センターの管理体制について。
 次、2点目の質問ですけれども、道教委による天売小学校給食調理場への栄養士配置の打ち切りについてお尋ねいたします。天売小中学校に学校給食を供給している調理場には、道費職員として栄養士が1名配置されています。学校の全面改築により天売小中学校及び給食センターが同一校舎になり、共同調理場から単独調理場になったため、平成17年度から道の基準では栄養士が配置できなくなりました。その後の5年間は、離島という特殊事情への配慮で特例措置を受けている現状にあります。しかし、平成21年度いっぱいでその期限を迎えようとしています。羽幌町教育委員会では、11月13日、天売小中学校のPTAに給食センターの今後に関する説明会を行いました。実情を知った父母からは、平成22年度以降栄養士が配置されない場合があることに対し、強い不安の声が上がっております。食育は、学習指導要領にはっきり位置づけられ、文部科学省は学校教育における教育活動として重視しており、栄養士及び栄養教諭はその指導において大変重要な役割を果たすことは言うまでもありません。また、天売の学校給食の運営面では栄養士が調理員をサポートする役割も大きく、栄養士が不可欠な状況であります。さらに、学校職員、地域を構成する人材の一人としてその役割は大きいものがあります。平成22年度以降も栄養士を確保すべきと考えますが、どう対応するのか。また、天売地区など離島の学校給食継続についてどのようにお考えなのか。
 以上、質問いたします。よろしくお願いいたします。

〇議長(橋本修司君) 教育長、山本孝雄君。

〇教育長(山本孝雄君) 寺沢議員のご質問にお答えいたします。
 1件目の羽幌町市街地区学校給食センターの管理運営状況についてでありますが、市街地区の学校給食は昭和38年より始まり、施設の老朽化に伴い、平成5年に建て替えを行い、現在の施設で15年経過しております。学校給食センターの設備は、児童・生徒へ多彩な学校給食を提供するため、多種多様な設備を導入しておりますが、これまで施設設備等の維持管理に支障を及ぼすものは随時修繕や取りかえなどの補修を行い、また安全衛生面では調理員研修や調理工程の見直しなど衛生管理を徹底し、安全で魅力ある学校給食の運営に取り組んでいるところであります。
 1点目の設備のこれまでの整備状況といたしまして、過去5年の主なものは平成15年、消毒保管庫、熱交換機修理157万5,000円、平成17年、炊飯システム、電動水圧洗米機65万円、平成18年、地下ピット配管改修工事693万円、平成19年、消毒保管庫、ローラー取りかえほかで137万5,000円、温水ボイラー設備取りかえ及び蒸気ボイラー周辺機器取りかえで911万2,000円、以上が主なものとなっております。
 次に、現状におけるふぐあいの有無と今後の対応でありますが、10月上旬ごろより消毒保管庫に収納している食器等の一部に汚れの付着が目立つようになりましたので、厨房設備業者に調査依頼をしていたところであります。調査の結果、消毒保管庫の故障が原因と判明し、今回補正予算にて補修を計画しておりますので、よろしくお願いいたします。
 2点目の老朽化が進む設備の今後の対応につきましては、厨房機械の耐用年数は七、八年ですが、一般的な厨房機械の稼働は1日3回程度の目安に対し、学校給食における稼働は1回以下と少なく、使用頻度から見ても部品の取りかえなどで対応できるものと考えております。ただ、補修経費がかさむ場合には機械本体の取りかえ等も視野に入れ、維持管理を進めてまいりたいと思っております。
 3点目のふぐあいが発生したときの管理体制につきましては、学校給食センターの施設設備、厨房設備は給食技術員や調理員が日常的に保守点検を行っておりますが、ふぐあいが起きた場合は事務担当職員が状況を把握し、軽微なものについては業者に連絡し、修繕しております。担当職員が判断しがたいものは、上司に報告し、対応策を協議の上、私が報告を受けております。
 次に、2件目の道教委による天売小学校給食調理場への栄養士配置についてのご質問にお答えいたします。天売小中学校給食調理場は、平成15、16年度の学校改築事業にあわせ、共同調理場から単独調理場として学校内に併設されたものであり、現在児童・生徒15名を初め教職員等合わせて28名に給食を提供しております。道費負担栄養職員の配置基準は、児童・生徒数の総数が1,000人未満の単独調理場の市町村に1名となりますが、同一市町村において共同調理場を有し、道費負担栄養職員を配置している場合は単独調理場への配置はされないことになっております。配置基準から見ても本来であれば共同調理場から単独調理場となった時点で道費負担栄養職員の配置はされないものでありますが、道教委の配慮によりまして平成17年度から19年度の3カ年に限り激変緩和措置により配置されていたところであります。昨年道教委に対しまして羽幌町の状況などを説明し、継続配置について要請してきたところであります。結果、道教委からは3カ年の配置に続き、さらに2カ年の道費負担栄養職員の配置についてご配慮いただいたところであります。平成19年度より併置校とした焼尻小中学校も天売小中学校と同様に再来年の平成22年3月をもって道費負担栄養職員の配置はされませんが、学校栄養職員は児童・生徒の栄養管理を初め施設設備等の衛生管理や調理員への指導など重要な役割を担っているものと考えておりますことから、町独自に栄養職員を配置したいと考えております。
 なお、両島地区の学校給食の継続につきましては、現段階では単独調理場として継続することを考えておりますが、将来的に児童・生徒数及び教職員数等の推移を見ながら学校給食のあり方について地域関係者と相談の上、検討も必要と考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。
 以上、寺沢議員への答弁とさせていただきます。

〇議長(橋本修司君) これより質問、答弁の時間は30分以内となります。
 3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) 先ほど質問の中でも申し上げたのですけれども、たしか10月の下旬だったと思いますが、私給食センター、羽幌の市街地区のですけれども、見させていただきました。15年が経過している建物であるにもかかわらず、内部はぴかぴかと光って輝いているという状況で、職員の皆様方のご指導、あるいは現場の調理員の方々のふだんの衛生管理の行き届いている面というのは非常によく見られました。その上でこれから質問するわけですけれども、残念ながら食器に汚れがつくという報告をそのとき調理員の一人から受けたわけなのですが、消毒保管庫の中で汚れがつくということは一般的に考えると異常事態だと思うのです。本来きれいにしなければならない設備の中で、逆に汚れがついてしまう。現場の調理員の方々も大変その現象に対して心配され、本当に衛生的に大丈夫なのかと不安を抱いたというふうに私は直接聞いているわけですけれども、そのときいつ情報を現場の調理員の方からお聞きになり、その後どのように対応されたのか、時系列的にまずはお尋ねしたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 学校給食センター所長、尾崎正克君。

〇学校給食センター所長(尾崎正克君) お答えします。
 まず、10月の上旬ごろ保管庫の汚れが落ちるということで、調理員より、私のところへは担当職員が来たわけですけれども、その中で汚れがさらに目立つということで報告を受けました。その結果、今までもそういうことも以前にもありまして補修しておりますが、そのとき従前の場合は、その消毒保管庫というのは一応駆動式で上下に移動する消毒保管庫であります。それで、稼働軸がありまして、それらの歯車にグリースなどを塗っておりまして、それらが乾いて、当初の場合です。それらの場合は、乾いてそれらの汚れが落ちて食器についたということもありました。今回もそのような故障が原因かと業者と打ち合わせなどをしておりましたが、まだその原因が、そのために若干の調査して時間がかかったわけであります。よくよく調査してみましたところ、従前の故障と違い、本体の熱で、消毒保管庫は熱で消毒しておりますが、その熱交換器の部分が故障したということで、その故障を直すにはかなりの高額な金額がかかるということで、その結果、熱交換器の故障という結果がわかったのは大体10月の下旬ころであります。それに伴い、担当者と協議いたしまして今回の補正に上げようということで、そして補正に上げて修理したいということで教育長に報告しております。
 以上です。よろしくお願いします。

〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) 熱交換器の故障だとわかったのが10月下旬というお話でしたけれども、これは業者がそう判断したのですか、それとも職員の方のどなたかが判断したのですか、どちらでしょうか。

〇議長(橋本修司君) 学校給食センター所長、尾崎正克君。

〇学校給食センター所長(尾崎正克君) 業者の判断です。その消毒保管庫は、外部のほうから中を見れない形になっておりますので、一般の知識を持っていない職員ではちょっと判断できかねますので、業者の判断によるものです。

〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) その汚れに関してなのですけれども、衛生的には問題のないものなのでしょうか、それともあるものなのでしょうか。

〇議長(橋本修司君) 学校給食センター所長、尾崎正克君。

〇学校給食センター所長(尾崎正克君) 衛生的には、その故障の原因として熱交換器が故障いたしまして、水分が多少出まして、その水分がちょっと色がついていまして、それが食器にかかりました。その結果、その水分を一応分析した結果、安全性に影響はないという確証を得ております。

〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) その水分の分析というのは、保健所かどこかでやるものなのでしょうか、それともそれも業者がやるものなのでしょうか。

〇議長(橋本修司君) 学校給食センター所長、尾崎正克君。

〇学校給食センター所長(尾崎正克君) 基本的に専門業者のほうでやってもらっています。ボイラーのほうの専門業者です。熱を起こすものとして、蒸気ボイラーの熱を利用しておりますので。

〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) きちっと確認をされた上での対処であればよろしいのではないかと思うのですけれども、ちょっとこういう場合、自分たちの判断とか、そういうことで走った場合には危険なこともあるので、確認をさせていただきました。その辺きっちり今後ともやっていただきたいと思います。
 10月初旬にそういう現場の方からふぐあいの報告を受けて、10月下旬にその業者の方がようやく判断というか、原因を突きとめたということなのですけれども、もうちょっと迅速にやることはできなかったのでしょうか。

〇議長(橋本修司君) 学校給食センター所長、尾崎正克君。

〇学校給食センター所長(尾崎正克君) まず、製品は大阪のほうでつくられています。そして、その機械自体を専門的に調べるにはやっぱり大阪のほうと連絡をとりながら故障の原因を追求しておりましたので、その関係で一応時間かかっております。

〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) 学校給食ですから、衛生的なこと、安全、安心な給食をきちっと供給する体制を考えた場合に、原因がわからないままでその食器を使い続けること自体が私はちょっと問題ではないのかなというふうに思います。結果として大丈夫だったということなのですが、原因がわかるまでの間、私が現場を見て報告受けたのは、毎朝調理員の方が出勤をしてきて、そして消毒保管庫の中から食器をすべて出して、そして1個1個汚れがないかチェックをしてから出すそうです。汚れがあった場合にはそれをふき取って、そしてそれを使うと。もしかすると、ふき取りだけではだめだったかもしれないですよね、これ。さらに、熱消毒が必要だったかもしれない。その辺の危機意識というか、ちょっと欠けるのではないかなと私思ったのですが、いかがですか。

〇議長(橋本修司君) 教育長、山本孝雄君。

〇教育長(山本孝雄君) 故障が発見されてから調理員さんの方が毎朝食器について検査をしているといいますか、ふき取り作業を含めて検査しているという状況は私も聞いておりました。今言っていましたように、専門業者のほうに運ぶ関係で、若干そこで期間があいてしまったことも事実ですし、できれば専門業者が近くにいてすぐ修理になって、早い期間にできればいいのですけれども、今回の場合もある一定期間の修理のための空白期間は仕方ないかなと思っております。ただ、そういう関係で毎日のふだん発生していない業務が調理員さんにも負荷がかかって、点検作業も必要になったということで、そういう意味ではふだんからの設備の保守点検ということの大事さというのを改めて感じたところでありますけれども、今回特に安全面の関係では人的な作業ですけれども、調理員さんの目視等で毎日確認していたということで私は報告を受けて、その分では安全面では信頼しておりますけれども。

〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) 私は、だから目視でふき取る作業だけでよかったのかどうかというところをちょっと問題にしているのです。その点いかがですか。

〇議長(橋本修司君) 学校給食センター所長、尾崎正克君。

〇学校給食センター所長(尾崎正克君) そのふき取る場合ですが、一応ふき取るものに消毒剤、オスバンと一般的に言うのですが、次亜塩素酸ナトリウムだったと思いますが、名前。そのもので消毒しております。

〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) 今後とも厳重に、衛生面に関しては本当に子供たちにほんのわずかな影響もないように気を張り詰めて管理していただきたいなというふうに思います。
 それと、今回のふぐあいを通してちょっと1点見えてきたことがあるのですが、そういう現場の調理員の方々、それからそれを補修しようとする役場の職員の方々、給食センターの職員の方々、その辺の情報交換というのがなかなかうまくされていなかったのではないかなというふうに思います。ですから、いつまでふき取り作業をずっと毎朝しなければならないのだろうかとか、本当に安全な給食がこのまま保っていけるのだろうかとか、そういう不安な気持ちを抱かせていたと思うのですけれども、その辺もうちょっと情報を共有していく必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

〇議長(橋本修司君) 学校給食センター所長、尾崎正克君。

〇学校給食センター所長(尾崎正克君) 確かに調理員に不安を与えたことはあるのかなと感じておりますが、ただふだんから調理主任とか、そういう方とは事務担当者のほうと常時打ち合わせをしておりますし、また休憩所も事務所のすぐに隣にあって、そういう場を設けています。ただ、全体的にそういうもう少し全員にわかるような方法を今後考えていくのも必要かなと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) 非常にデリケートな職場ですので、その点ひとつよろしくお願いしたいと思います。
 それでは、次のほうに移りますけれども、離島の学校給食に関しまして2つ目の質問をいたしました。ネックになっているのがいわゆる栄養職員の配置基準であります。現状であればもう既に離島地区における道費による栄養士は打ち切りという格好になっているのですが、それを今激変緩和ということで継続していただいて、あと1年で切れるという現状にございますが、もうちょっとわかりやすく言うと現状のルールでは羽幌町には道費では1名しか栄養士が配置できないというような実態かと思います。配置基準とおっしゃいますが、一体それは何に基づく配置基準なのか、法令ですとか、あるいは北海道であれば条例とか、その辺を具体的にお示しいただきたいと思います、条文も含めてですけれども。

〇議長(橋本修司君) 学校管理課長、水上常男君。

〇学校管理課長(水上常男君) 道費負担教職員の定数基準については、関係法令に基づきまして定めておりますけれども、まず1つは地方教育行政の組織及び運営に関する法律というのがまず1つです。その次には、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律、それが2点目です。あと、北海道職員等の定数に関する条例、それで定数が定められまして、あと教育委員会の決定によりまして小中学校県費負担職員定数の配置基準が決まっております。
 以上です。

〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) 大変長い複雑な名前なので、すぐ頭に入らなかったのですが、いわゆる今言った3つですか、で規定されているということですね。私何を聞きたいかというと、具体的に離島に配置できないという、その縛りがどの段階であるのかということなのです。一番最後のは北海道で定める法律なのですか。

〇議長(橋本修司君) 学校管理課長、水上常男君。

〇学校管理課長(水上常男君) 公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律という長い言葉なのですけれども、その中にも定数が定められておりまして、それに基づきまして道のほうで配置基準を決めております。

〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) その中には、例えば特に教育長が定める特殊な地域においてはその限りではないとか、そういうような条項というのは盛り込まれていないのですか。

〇議長(橋本修司君) 学校管理課長、水上常男君。

〇学校管理課長(水上常男君) その他の加配ということで条文があるのですけれども、例えば離島振興法第2条の規定により指定された地域内の学校においては、その他の加配がされるという条文がありますけれども、これは教員だけです。

〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) それは、教諭ということで、栄養士はそれには当たらないということですね、いわゆる。そうなってくると、栄養士が栄養教諭という資格を持つ人であれば天売、焼尻は該当するというふうに考えてよろしいですか。

〇議長(橋本修司君) 学校管理課長、水上常男君。

〇学校管理課長(水上常男君) ちょっと今はっきりとは言えないのですけれども、栄養教諭及び栄養職員については同じ要件ということで、これには該当しないです。

〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) 答弁書の中では、栄養士を離島に町独自に配置するというふうにお答えになっております。大変ありがたいご答弁であるというふうに私は思うのですが、その一方で町財政が厳しくなる中、やはり道費による栄養士が配置されることにはこしたことございません。それで、今までそういった配置基準を見直してほしいという要望を道教委に上げられたことはあるのですか。

〇議長(橋本修司君) 教育長、山本孝雄君。

〇教育長(山本孝雄君) お答えいたします。
 ただいまの質問は、羽幌町としてという意味ですよね。それで、もちろん私の段階もそのほかの関係、それ以前につきましても、離島の学校に合うような形で配置基準そのものを改正するというのはほとんど基準的には不可能だと思うのです。その他の特殊要件みたい形でただし書きのような、そういうような形の規定の仕方は別として、配置基準そのものは改正するということではかなりその内容も難しいということもあるのですが、結論からいいまして羽幌町としてその配置基準そのものの改正について要望を上げたということはございません、私の知っている範囲ですけれども。

〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) 法律とか、結構幅広い地域を網羅する条例というのは、とかく人口のたくさんいる場所も含めてのものですから、離島を含めた人口の少ない場所、そういうところにはなかなかすぐ当てはまらないような中身も僕は含まれていると思うのです。今回天売、焼尻、羽幌町に属するわけですけれども、海で隔絶されて羽幌町の栄養職員が、例えば市街地区の給食センターの栄養職員が常に離島を行き来しながら献立をつくったり、食育と言われるいろんな指導をしたりということは、現実的に不可能かというふうに思います。そういう場所にも同じような教育を施していくためには、今私が申し上げたようなことをやはり言っていただきたいなというふうに思うのです。それは、大きな条文を変えるということは無理でも、特例としてこういうこともあるというものを盛り込んでいただきながら、本当に全体の枠の中では救われない、網のかからないところをきちっと配慮していただくような、そういう部分を言っていただきたいなと思うのです。そうでなければずっと僻地は切られっ放しです。これは、笑い事ではなくて今町村合併をどんどん、どんどん国も北海道も進めようとしています。その中で当町もどんどん幅広い自治体になっていったときには、同じことがいろんなところで起きると私は思います。こういう声を上げていくことこそ、行政の一つの役目ではないかと思うのですけれども、いかがですか、教育長。

〇議長(橋本修司君) 教育長、山本孝雄君。

〇教育長(山本孝雄君) 今回の特例措置といいますか、激変緩和といいますか、そういう形で結果的に5年という形になっているのですけれども、経過から一応整理させていただきますと、当初16年度にそういうことで配置基準から外れるということで、そしてその段階で羽幌町からもただいま寺沢議員おっしゃいましたように、羽幌町における離島の特殊状況、事情というものでかなり要望を上げまして、それで激変緩和という意味の理由で道教委のほうで17年度、18年度、19年度特例措置で激変緩和措置ということで配置されていたわけなのです。それで、今回の交渉の中でも私どもは羽幌町はあくまでも一般の島が一つの行政体であるのと違って、羽幌町のように一つの行政体の中にこういう地方と両島があるということで、本当の地理的な状況でも特殊事情があるということで、再度要望、交渉の中で今特殊事情については申し上げてきました。先ほど言いましたように、前段の3カ年の配置措置をした段階でも十分道教委も羽幌町からのそういう意見を踏まえた上で3年ということで期限を切った経過があるのですけれども、今回も経過からいいますと1年ごと、さらにある意味では半永久的に積み上げるということは、そういう事情はこの何年か言ってきていますので、かなり難しいということで、ある意味羽幌町である程度町独自でも配置したいという、配置するという、そういう方針を見せたことによって、道教委のほうも準備期間ということで改めて2年配置したということであります。それで、私どもも要望の中にも言ってきていますし、道教委についてもその辺の特殊事情は十分認識した上でのこういう形と私ども今現在はとらえております。

〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) 教育長並びに教育委員会のご努力に関してはわかりました。理解いたしました。この栄養士の問題だけではなくて、同じような問題というのはたくさんこの町内にあるかと思いますので、同じ視点で幅広い政策面でひとつ取り組みをお願いしたいというふうに思います。
 仮に町で採用しなければならないという事態になった場合に、どのような身分で職員を採用するのかというのが次の問題かと思います。今道費職員として応分の給与が出ているわけですけれども、これが例えば羽幌町の嘱託職員ということになりますと、かなり給与面で差が出てまいります、現状の制度でいけば。全く仕事量も責任も同じ業務をやるにもかかわらず、そういう給与面、待遇面で大きな差が生まれるということはやはりふさわしくないというように私は考えますけれども、町で採用する場合には正職員として栄養士を採用するというお考えでよろしいですか。

〇議長(橋本修司君) 学校管理課長、水上常男君。

〇学校管理課長(水上常男君) 公募するに当たっては、当然今言われたように栄養士の身分というのですか、それについては財政面だとか、あと職員の定数等もあることから、今後町長部局のほうと協議しながら進めたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。

〇3番(寺沢孝毅君) 不公平、不条理なことにならないように、ひとつその辺十分ご配慮いただきまして、お願いをしたいと思います。
 以上で終わります。

〇議長(橋本修司君) これで3番、寺沢孝毅君の一般質問を終わります。
 暫時休憩いたします。

休憩 午後2時17分
再開 午後2時27分


〇議長(橋本修司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

    ◎報告第7号
〇議長(橋本修司君) 日程第4、報告第7号 平成20年度定期監査報告(第2次)についてを議題とします。
 本案について代表監査委員の報告を求めます。
 代表監査委員、米澤幸雄君。

〇代表監査委員(米澤幸雄君) それでは、ただいま議題に供されました平成20年度定期監査報告(第2次)につきまして申し上げます。
 地方自治法第199条第4項の規定に基づき、定期監査(第2次)を実施したので、同条第9項の規定により、その結果を別紙のとおり報告いたします。
 次のページお開き願います。定期監査報告書。
 1、監査の時期及び対象は、平成20年10月27日から同年の11月10日までのうち7日間でございます。監査の対象機関はごらんのとおりでありまして、大山監査委員とともに実施したところでございます。
 2、監査の対象とした事項及び範囲は平成20年度にかかわる財政に関する事務の執行について、提出を求めた監査資料に基づき、事務事業は適正かつ経済的、効果的に行われているかなどを主眼に、証拠書類その他関係書類等についてその内容を確認するとともに、関係職員から聞き取るなどの方法により実施いたしたところでございます。
 3、監査の結果につきましては、財務事務についてそれぞれ適正な執行に努められたものと認められました。
 主な内容につきましては、次のとおり報告申し上げます。2ページお開き願います。最初に、福祉課について申し上げます。(1)、社会福祉状況の①、福祉タクシー利用状況では、障害程度が1、2級の該当者につきましては年間24枚、以外の該当者につきましては年間12枚の乗車券を交付しているものでございます。なお、20年度9月末現在の交付枚数は2,604枚で、うち利用枚数は841枚となっております。
 次に、②、児童手当支給状況につきましては、19年度の実績と20年度の9月末現在までをあらわしたものでございます。
 次に、③、保育所入所状況では、10月1日現在の園児在籍数は合計で56名であります。前年同期に比較しますと、数値はあらわしておりませんが、増減はなく同数でございます。
 次、3ページお願いします。④、地域福祉基金状況、⑤、老人施設利用状況及び⑥、福祉バス利用状況につきましては、省略させていただきます。
 ⑦、20年度老人クラブ等助成金交付状況ですが、団体数は11団体で、前年度同期に比較して増減はありませんが、会員数では19名減少し、332名となっております。
 次に、交付決定額では前年度より5万8,950円減の139万4,950円となっております。
 次に、⑧の20年度敬老会事業助成金交付状況では、合計数字の記載誤りがありますので、申しわけありませんが、ご訂正を願います。合計欄の対象者数573を519に、次の助成額72万434円を71万3,232円にそれぞれご訂正を願いたいと思います。おわびを申し上げまして、訂正よろしくお願い申し上げます。なお、ただいま申し上げた訂正前の数字につきましては、前年同期の数字でございます。
 それでは、次4ページ願います。⑨、20年度敬老記念品贈呈状況をあらわしたものであります。
 次の(2)、国保医療状況の①、各医療費支出状況は、19年度と20年度の9月末現在における一般会計、国民健康保険事業特別会計及び老人保健医療特別会計において支出を要した費用をあらわしたものであります。なお、20年度の合計では4億8,689万円で、前年度同期に比較して4億4,502万6,000円の減となっておりますが、これはご承知のとおり4月からの新たに75歳以上の方が後期高齢者医療制度に移行となったことによる相当額でございます。内訳は記載のとおりであります。
 次の②、国民健康保険給付費支払準備基金状況は省略いたします。
 5ページお願いします。(3)、各種検診状況ですが、内容は省略させていただきます。
 次、6ページ願います。(4)すこやか健康センター利用状況、(5)の介護認定状況につきましては、それぞれ①では19年度の実績と次のページの7ページの②では20年度9月末現在の実績をあらわしております。内容は省略させていただきます。
 次、7ページの③、介護認定累計状況でありまして、平成12年4月から20年の9月までの実績でございます。内容は省略させていただきます。
 8ページ願います。(6)、特別養護老人ホームの①、②及び③は、いずれもごらんいただくことにより省略をさせていただきます。
 次、9ページ願います。(7)、介護保険給付状況の①、居宅介護、居宅支援サービス費、10ページの②、羽幌町介護保険給付費等準備基金状況並びに(8)、地域支援事業通所型介護型予防事業利用状況、(9)の緊急通報装置設置状況につきましては、いずれも記載のとおりでございますので、省略させていただきます。
 次、11ページ願います。次に、町民課について申し上げます。(1)、総合受け付け状況と(2)の行政サービスコーナー利用状況でありまして、内容は省略いたします。
 12ページ願います。12ページから13ページの②まで、いずれもごらんを願うことにより省略させていただきます。
 次、14ページ願います。(8)、入浴割引券交付状況、(9)、天売オロロン鳥保護基金状況であります。内容は、ごらんいただくことにより省略をさせていただきます。
 (10)、北海道海鳥センター入館者状況につきましては、月別に入館者数をあらわしておりますが、当センターにつきましては平成9年度にオープンして以来、20年度9月末までの入館者数の累計を申し上げますと、22万2,833人となっております。
 次、15ページ願います。(11)、地方バス通学定期運賃助成金交付状況につきましては、20年度は23名の通学者に対する定期運賃の100分の15を乗じて得た補助金額は92万4,000円となっております。
 (12)、19年度生活路線バス維持費補助金交付状況では、運行実績に伴う経常収支赤字額に対しまして受益市町村が補助するうち羽幌町が関与をする対象路線の羽幌町補助金は、合計で291万3,000円となっております。
 次、(13)、羽幌町交通対策事業基金状況の減少額の1,168万6,000円の内訳を申し上げますと、事業の内訳を申し上げますと離島航路に対する定期航路事業補助金を初め、運営費補助及び旅客運賃補助でございまして、それ以外に生活路線バス路線維持費補助、通学定期運賃補助金及び町内循環バス業務運行委託料でございます。
 次、16ページ願います。(14)、交通安全指導員出動状況でありますが、内容は省略させていただきます。
 次、17ページ願います。財務課について申し上げます。(1)、町税収納状況では、9月末現在における税目ごとの現年度分と滞納繰り越し分をあらわしておりますが、表の右側にあります収納率の合計で申し上げますと総計を前年度に比較しますと0.58ポイント上昇しております。以下、ごらんいただくことにより省略させていただきます。
 次、18ページ願います。(2)、保険税収納状況及び(3)、税外収納状況のいずれにつきましても9月末現在であらわしたものでありまして、内容はごらんいただくことにより省略させていただきます。
 19ページ願います。19ページにつきましてもごらんいただくことにより省略をさせていただきます。
 次、20ページお願いします。出納室につきまして申し上げます。有価証券及び出資による証券の保管状況につきましては、合計で1億7,206万7,800円で、前年度同期に比較して増減は生じてはおりません。これらの株券などは、地方自治法の規定に基づきまして、会計管理者において保管をされております。以下、記載のとおりでございます。
 次に、21ページお願いいたします。総務課について申し上げます。(1)、職員配置状況では、9月末現在の合計では表の右側の下段で定数160人に対して現員数が139人であり、定数外職員は93人の合計232人であります。前年同期に比較しますと、定数の増減はありませんが、現員数では3人、定数外職員では3人、それぞれ減となっております。
 次、以下21ページは省略させていただきます。
 次、22ページ願います。政策推進課について申し上げます。(1)、人づくり事業基金状況、(2)、まちづくり事業基金状況及び(3)の町内循環バスほっと号利用状況であります。いずれも省略させていただきます。
 23ページ願います。次に、教育委員会について申し上げます。学校管理課所管についてでございますが、(1)、奨学基金状況ではごらんのとおりでありますが、③の奨学基金運用額で示しておりますように基金運用現在額は1,472万円でございまして、この内訳は現金が802万9,000円と貸付金が669万1,000円となっております。
 次に、(2)の20年度私立幼稚園就園補助金交付等状況につきましては、①の補助対象園児数の合計では6月1日現在で前年同期に比較して6人増の119人であります。
 ②の補助金交付状況は、ごらんのとおりでございます。省略いたします。
 次に、24ページ願います。(3)、スクールバス利用状況でございます。ごらんいただくことにより省略をさせていただきます。
 次、25ページお願いします。(4)、小学校、中学校の現況について。①の羽幌小学校の児童数につきましては、前年同期に比較いたしまして19人減の316人でございます。
 ②の羽幌中学校の生徒数は、前年同期より5人増の185人となっております。
 次の学校給食センターでありますが、省略をさせていただきます。
 26ページ願います。社会教育課について申し上げます。羽幌町及び焼尻郷土資料館入館状況並びに体育施設利用状況をあらわしております。内容は省略いたします。
 次に、最終ページでございます。27ページ願います。(4)、羽幌町文化協会加盟団体状況につきましては、前年同期より加盟団体数では3団体が減少し、会員数につきましても126人減の877人となっております。
 (5)、羽幌町体育協会加盟団体状況では、前年同期より加盟団体数の増減はありませんが、一方会員数では27人増の729人となっております。
 (6)、中央公民館利用状況では、9月末現在で前年同期に比較し5,245人減少し、2万4,826人となっております。
 (7)、図書館利用状況は、記載のとおりでございます。内容は省略させていただきます。
 以上で平成20年度第2次定期監査報告といたします。よろしくお願いを申し上げます。

〇議長(橋本修司君) これから監査報告の内容について、監査委員に対しての質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで質疑を終わります。
 討論は、議会の運営に関する基準に基づき省略します。
 これから報告第7号を採決します。
 本案は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
 したがって、報告第7号は原案のとおり承認することに決定しました。

    ◎報告第8号
〇議長(橋本修司君) 日程第5、報告第8号 専決処分の報告について「和解及び損害賠償の額の決定について」を議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 商工観光課長、張間正美君。

〇商工観光課長(張間正美君)  報告第8号 専決処分の報告について報告申し上げます。
 地方自治法第180条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分をしたので、同条第2項の規定により報告するものであります。
 平成20年12月11日提出。
 理由、議会において指定されている和解及び損害賠償の額の決定について、別紙のとおり専決処分したので、報告するものであります。
 次のページをごらんください。この専決処分書は、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会の議決により指定された町長の専決処分事項について専決処分したものであります。
 専決処分の内容についてご説明申し上げます。処分事項、和解及び損害賠償額の決定について。和解の相手方の住所、氏名は記載のとおりとなっております。和解の内容は、羽幌町の過失割合を100%とし、破損させた相手方の乗用車の修理代として損害賠償金を支払うものであります。今後名義のいかんを問わず、双方とも一切の異議の申し立てはしないものであります。損害賠償額は、14万6,444円です。
 事故の概要に入る前に、ちょっとおわびを申し上げたいと思います。7月の29日に臨時議会に報告されました専決処分につきまして、議員さんたちからのご指摘がありましたとおり、8月4日に副町長から草刈りによる事故に十分に注意を払うことを各課長に指導がありながら、今回同じような事故を繰り返して、まことに申しわけなく思っています。
 それでは、事故の概要を説明いたします。9月8日月曜日午後5時ごろ、総合体育館前の街路樹で農村公園方向に向かって草刈り作業を行っていたところ、体育館側からバラ園方向に走行してきた乗用車のフロントガラスに飛散した石が助手席の上部に当たり、5ミリ程度の傷をつけたものであります。今後このようなことを繰り返さないように刈り払い機の講習会を受講させまして、十分に気をつけて作業してまいりたいと思います。
 以上をもちまして、報告にかえさせていただきます。よろしくお願いいたします。

〇議長(橋本修司君) これから質疑を行います。
 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 余り言いたくないのですが、前のときに私質問した経緯から、ここは原課をどうこう責めるつもりではないのです。こういうことがあっては、損害賠償の額はいいですし、いいとは言わぬけれども、車だったということで、しかし前にも言ったようにここはやっぱり人が通ると。例えば前のとき学校施設内、小学校のあれでしたね。いずれにしても、児童・生徒もあるし、人の場合、これはやっぱりもしこういうことであれば人身に多大な被害を及ぼすということで、単なる損害賠償というより人を傷つけることになるのです。また、これは商工観光ということでなくて全体でまだあるのだと思います。商工観光が一番多く持っているのかもしれませんが、改めてやっぱり今後どういうふうに徹底をされるのか、ぜひ徹底されてこういうことのないように、人の部分です。一番人だとか、ペットも通るでしょうけれども、人間がやっぱり通りますから、それに対する配慮を改めて、ただ事故を起こさないようにということでなくて、具体的に今後どういうふうにされようとしているのか、こういうことを受けてです。このことだけお答えをいただければと思います。

〇議長(橋本修司君) 商工観光課長、張間正美君。

〇商工観光課長(張間正美君)  林業・木材製造業労働災害防止協会北海道支部というのがありまして、そして草刈りの講習会を実施するのに留萌に分科会がありまして、そこが中心になって留萌管内の人たちを対象にして講習会を開くのでございます。それで、最近は皆さん何か資格を取っている人がいなくて、講習会は20名ぐらいいないとだめだというものですから、20名ぐらい探すのに大変だということで、来年の春に雪解けてから羽幌町で開催してもらうために、うちの公園だけでも10名ぐらいいますので、20名の人間を集めまして、受講料1万円ですけれども、皆さんに講習を学んでもらって、許可証というのですか、免許証をもらってもらいたいと。そして、刈り払い機の1日なのです。8時間の受講なのですけれども、大体6時間から7時間がほとんど実地でなくていろんな安全対策の講義らしいのです。そういうものを十分に受けまして、今後こういうことのないようにしたいと思います。
 以上です。

〇議長(橋本修司君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで質疑を終わります。
 本案は、議会の委任による専決処分のため承認を要しませんので、これをもって報告を終わります。

    ◎議案第50号
〇議長(橋本修司君) 日程第6、議案第50号 羽幌町手数料条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 建設水道課長、西村修君。

〇建設水道課長(西村 修君) ただいま提案いただきました議案第50号 羽幌町手数料条例の一部を改正する条例について、提案理由並びに内容について説明いたします。
 提案理由につきましては、租税特別措置法の規定に基づく優良住宅の認定事務の一部は、北海道から権限移譲されていますが、平成21年1月より新たな項目が移譲されるため、改正するものでございます。
 条文については、お手元に配付しております資料1の新旧対照表をごらんください。この中で一部訂正をお願いします。改正案の別表の中ほどに63条第3項第6号、下線が引いてありますが、この部分の下線の削除をお願いいたします。
(何事か呼ぶ者あり)

〇建設水道課長(西村 修君) 済みません。資料1の新旧対照表の改正案の条文の中で、中ほどに第63条第3項第6号、下線ついているのですが、この部分削除をお願いいたします。下線をとっていただきたいと思います。
(「下線だけを……」と呼ぶ者あり)

〇建設水道課長(西村 修君) 下線だけをとってください。済みません。
 それで、各条項の内容につきましては、次の資料2をごらんください。資料2で、今回の手数料条例の改正ですが、事務の内容につきましては優良住宅の認定制度でございます。それで、内容につきましては土地の譲渡益について税法上、重課制度が設けられているが、優良住宅の供給に資する土地の譲渡については租税特別措置法の中で重課の免除や税率の軽減措置が設けられております。それで、一応優良住宅の認定基準なのですが、住宅部分の床面積が40平方メートル以上200平方メートル以下、また中高層の耐火共同住宅は50平方メートル以上、そういうのが1点と、もう一点が台所、水洗便所、洗面設備、浴室、収納設備を備えていること。また、別荘でないこと。共同住宅の場合は、各戸の床面積の合計が全体の2分の1以上であること。もう一点として、住宅の床面積の敷地面積に対する割合が10分の1未満であること。また、住宅の建設費は坪当たり95万円以下、耐火構造の場合は坪当たり100万円以下であることというような優良住宅の認定基準がございます。それで、租税特別措置法ですが、一応この法律については所得税、それから法人税等の軽減や免除についての特例の扱いの規定をうたっている法律でございます。土地の譲渡については、国のほうで投機的土地取引に対応、抑制するため、いろいろな区分でそれぞれ重課制度が設けられております。その重課制度の軽減、免除をうたった項目が今回の条文でうたわれております。
 それで、下の表、3番目、優良住宅の認定事務に係る租税特別措置法上の関係条例、今回追加になった分、それから従来規定ある部分、あわせて説明いたします。この表の中で制度名で説明していきたいと思います。まず、制度名の一番上の欄、短期土地譲渡益重課制度、この制度につきましては土地の所有期間が5年以下の土地を譲渡した場合、その所得、利益にさらに上乗せされる課税制度でございます。この制度の免除規定として、個人については第28条の4で1,000平方メートル以上、1,000平方メートル未満で条文がうたわれております。また、法人につきましても第63条で同じく1,000平方メートル以上、1,000平方メートル未満で条項がうたわれております。また、連結法人、一応連結法人というのはみなし課税法人という、経済実態上は一体とみなし得る企業グループということで、例えば親会社とその100%出資の子会社、そういう場合は課税上も一体の組織とみなされる法人のことを指しております。この連結法人関係については、第68の69で、これについても1,000平方メートル以上、1,000平方メートル未満の免除規定をうたっているものでございます。
 次に、制度名の2段目の長期譲渡所得課税制度。この長期譲渡所得課税制度につきましては、個人が土地の所有期間が5年を超える土地を譲渡した場合、通常所得税法上、累進税率5%から40%のところ、その譲渡所得分について15%に置きかえて課税される制度でございます。これにつきましても第31条の2で税率の軽減がうたわれております。その5%から40%のところ、15%に置きかえるという軽減の内容でございます。
 次に、最後の段の一般土地譲渡益重課制度、これにつきましては法人、連結法人も含むのですが、土地の所有期間が5年を超える土地を譲渡した場合、その利益にさらに上乗せ課税される制度でございます。この制度の免除規定として、第62条の3でこの制度の免除規定をうたっているという、それぞれ各条文でございます。
 それで、これらによりまして申請対象者から申請があった場合、国の認定基準に適合しているかを審査し、その結果、譲渡された土地が優良住宅の供給に資する土地として認める内容の条文となっております。
 それで最後に、附則、この条例は、平成21年1月1日から施行する。
 以上であります。ご審議、ご決定賜りますようお願い申し上げます。

〇議長(橋本修司君) これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで討論を終わります。
 これから議案第50号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第50号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第51号
〇議長(橋本修司君) 日程第7、議案第51号 羽幌町国民健康保険条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 福祉課長、柳田昭一君。

〇福祉課長(柳田昭一君) ただいま提案いただきました議案第51号 羽幌町国民健康保険条例の一部を改正する条例につきまして、その提案理由と内容についてご説明いたします。
 平成20年12月11日提出。
 提案理由でありますが、健康保険法施行令の一部改正に伴いまして、出産育児一時金の支給額が変更となりますことから、改正するものであります。
 羽幌町国民健康保険条例の一部を改正する条例。
 出産育児一時金の支給を定めました第5条第1項にただし書きを加え、同条第2項中の「第6条」を「次条」に改めます。
 ただし書きについてでありますが、健康保険法施行令第36条によりまして、現行では出産育児一時金として35万円を支給いたしておりますが、3万円を上限として加算するものであります。その理由でありますが、平成21年の1月1日から通常の妊娠、分娩にもかかわらず生まれました子供さんが脳性麻痺となった場合、補償金3,000万円を支払うとする産科医療補償制度がスタートいたします。その制度に分娩を取り扱う医療機関等がそれぞれ加入いたしまして、1分娩当たりにつき3万円の保険料を支払うこととなります。これによりまして出産費用が上昇となるため、産科医療補償制度に加入する医療機関等におきまして出産、分娩した場合につきましては、現行の出産育児一時金35万円に改正分であります3万円を加算しようとするものであります。
 附則、1、この条例は、平成21年1月1日から施行する。
 2、施行日前に出産した被保険者にかかわる本条例第5条の規定による出産育児一時金の額については、なお従前の例による。
 以上であります。ご審議、ご決定賜りますようお願い申し上げます。

〇議長(橋本修司君) これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで討論を終わります。
 これから議案第51号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第51号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第52号~議案第56号
〇議長(橋本修司君) 日程第8、議案第52号 平成20年度羽幌町一般会計補正予算(第4号)、日程第9、議案第53号 平成20年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、日程第10、議案第54号 平成20年度羽幌町老人保健医療特別会計補正予算(第2号)、日程第11、議案第55号 平成20年度羽幌町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、日程第12、議案第56号 平成20年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第3号)、以上5件を一括議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) ただいま提案となりました補正予算につきまして、その提案理由をご説明申し上げます。
 一般会計で、既定の予算総額に歳入歳出2,667万6,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ56億3,273万8,000円とするものであります。
 補正をいたします主な内容を申し上げます。歳出では、2款総務費、自治振興費において離島航路欠損補助金1,245万9,000円の減額補正につきましては、燃料費の高騰に伴い、国庫補助額が増加したことなどにより、町負担が減額となったものでございます。
 次に、3款民生費、社会福祉費において福祉灯油扶助費172万5,000円の増額補正につきましては、灯油等の高騰に伴い、平成21年3月31日現在において65歳以上で前年の収入が80万円未満の世帯に対し、1万5,000円を支給するものであり、対象は115世帯程度を見込んでおります。なお、昨年度は収入要件は本年度と同様ですが、70歳以上で1万円の支給とし、73世帯の支給実績でございました。次に、国民健康保険事業特別会計繰出金122万9,000円の増額補正につきましては、人事異動に伴う給与差による補正でございます。
 次に、介護福祉費において介護保険事業特別会計繰出金264万9,000円の増額補正につきましては、介護認定項目の変更に伴うシステムの変更費用でございます。
 次に、後期高齢者医療費において後期高齢者医療特別会計繰出金460万8,000円の増額補正につきましては、高齢者医療制度円滑運営補助事業に係るシステム改修費用及び保険基盤安定負担金の増加並びにシステム運用サポート委託料の増額に伴う関連費用に係るものでございます。
 次に、6款農林水産業費、農業振興費において強い農業づくり事業補助金416万6,000円の増額補正につきましては、共同利用組合組織等における省エネルギー型の設備、機械の導入に対する支援事業が緊急対策として実施されることに伴い、曙機械利用組合が補助申請をいたしており、総体事業費1,250万円のうち補助採択を見込み、同補助金相当額を補正するものでございます。残りの833万4,000円は自己負担でございます。
 次に、7款商工費、観光費においてリバーサイド施設改修工事請負費454万6,000円の増額補正につきましては、いきいき交流センター1階機械室暖房用配管及び2階ホール冷暖房機器の腐食が激しく、溶接等の応急的措置でしのいできましたが、水漏れの量が多くなり、早急に改修が必要となったため、配管更新工事及び温水コイル交換工事を行うものでございます。
 次に、8款土木費、港湾建設費において国直轄港湾整備事業負担金1,454万2,000円の増額補正につきましては、国の補正予算に伴う追加分の羽幌港北防波堤ケーソン製作1,500万円と今年度事業実施に伴う16万2,000円の減及び前年度精算還付分29万6,000円の減によるものでございます。地方債の1,450万円は過疎債でございます。
 次に、9款消防費、災害対策費において防災行政無線基地局設備取りかえ業務委託料81万7,000円の増額補正につきましては、本年9月に定期検査を実施したところ、基地局アンテナ及び基地局機器が老朽化のため定期検査に合格しないこととなったため、その取りかえ業務の委託料でございます。なお、定期検査につきまし ては、平成21年3月31日まで延期の許可をいただいております。
 次に、10款教育費、学校給食費において調理員嘱託職員報酬145万5,000円の減額及び調理員賃金57万6,000円の増額補正につきましては、天売小中学校単独校調理場において嘱託調理員を2名募集いたしましたが、1名しか採用できなかったことに伴う報酬の減と10月から臨時調理員として1名採用することとなったことなどによる賃金の増によるものでございます。次に、燃料費の88万1,000円の増額補正につきましては、春以降の燃料費の高騰による不足分でございます。次に、修繕料258万3,000円の増額補正につきましては、ラウンドベア、これは食器、食缶等を消毒し、保管する設備でございますが、この設備の熱交換器が破損し、漏水により食器に汚れが付着するなど不衛生であるため、その補修を行うものでございます。
 次に、歳入でありますが、国庫支出金で高齢者医療制度円滑運営事業費補助金273万円、国民年金事務委託金16万8,000円、道支出金で後期高齢者医療保険基盤安定負担金87万6,000円、地域福祉振興事業補助金54万6,000円、強い農業づくり交付金416万6,000円、繰入金で交通対策事業基金繰入金249万1,000円の減、介護保険事業特別会計繰入金16万円、町債で国直轄港湾整備事業債1,450万円、公営住宅建設事業債240万円、不足いたします362万1,000円は繰越金を充てております。
 以上で一般会計を終わりまして、次に国民健康保険事業特別会計の補正の内容につきましてご説明申し上げます。既定の予算総額に歳入歳出1,646万7,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ12億4,149万7,000円とするものでございます。
 歳出では、1款総務費、一般管理費において給料、職員手当等及び共済費で総額122万9,000円の増額補正につきましては、人事異動に伴う給与差によるものでございます。
 次に、2款保険給付費、一般被保険者療養諸費において一般被保険者高額療養費1,523万8,000円の増額補正につきましては、一般被保険者の高額療養費が増加したことによるものでございます。
 歳入につきましては、国庫支出金で療養給付費等負担金466万2,000円、普通調整交付金137万1,000円、道支出金で普通調整交付金97万5,000円、繰入金で国民健康保険給付費等支払準備基金繰入金389万4,000円、一般会計繰入金122万9,000円、繰越金433万6,000円を増額補正するものでございます。
 次に、老人保健医療特別会計予算の補正の内容につきましてご説明申し上げます。既定予算の総額に歳入歳出543万8,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ1億3,138万6,000円とするものでございます。
 歳出では、1款医療諸費、医療給付費において老人保健医療扶助費540万円の増額補正につきましては、過誤返戻等による月おくれ請求分医療扶助費の増加によるものでございます。
 歳入につきましては、支払基金交付金で老人保健医療費交付金317万5,000円、国庫支出金で老人保健医療費負担金148万3,000円、道支出金で老人保健医療費負担金37万1,000円、繰入金で一般会計繰入金40万9,000円を増額補正いたしております。
 次に、後期高齢者医療特別会計の補正の内容につきましてご説明申し上げます。既定の予算総額に歳入歳出460万8,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ1億1,831万4,000円とするものであります。
 歳出では、1款総務費、一般管理費において電子計算機等保守委託料70万9,000円の増額補正につきましては、高齢者医療制度円滑運営補助事業に伴い、既存システムの一部変更が必要となったため、保守委託料の増でございます。次に、後期高齢者医療システム改修委託料273万円の増額補正につきましては、法制度の改正に伴うシステム改修費でございます。
 次に、2款後期高齢者医療広域連合納付金、療養給付費負担金116万9,000円の増額補正につきましては、療養給付費の増加に伴うものでございます。
 歳入につきましては、繰入金で事務費繰入金343万9,000円、保険基盤安定繰入金116万9,000円の増額補正でございます。
 次に、介護保険事業特別会計予算の補正内容につきましてご説明いたします。既定の予算総額に歳入歳出302万4,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ8億1,236万8,000円とするものでございます。
 補正の内容は、保険事業勘定の歳出でありますが、1款総務費、一般管理費において介護保険システム改修委託料285万6,000円の増額補正につきましては、介護認定項目において追加6項目、除外12項目の変更に伴うシステムの改修委託料でございます。
 次に、5款基金積立金、介護給付費等準備基金積立金8,000円の増額補正につきましては、9月議会での補正における積み残し分でございます。
 歳入につきましては、国庫支出金でシステム改修補助金20万7,000円、繰入金で一般会計繰入金264万9,000円、繰越金8,000円の増額補正でございます。
 次に、介護サービス勘定の歳出でありますが、2款事業費、特別養護老人ホーム費において一般会計繰出金16万円の増額補正につきましては、来年度改築を予定しております特別養護老人ホームの建築確認申請手数料相当額を一般会計に繰り出すものでございます。
 歳入につきましては、繰入金で特別養護老人ホーム整備基金繰入金16万円の増額補正でございます。
 以上が今回補正をいたします予算の主な内容でございます。よろしくご承認賜りますようお願い申し上げまして、提案の理由とさせていただきます。

〇議長(橋本修司君) 次に、財務課長から内容説明を求めます。
 財務課長、品野万亀弥君。

〇財務課長(品野万亀弥君) 続きまして、私から内容をご説明いたします。
 議案第52号 平成20年度羽幌町一般会計補正予算(第4号)でございますが、12ページをお開き願いたいと思います。歳出でございますが、1款総務費、電算システム導入委託料300万8,000円の増額補正は、現在北海道電子計算センターと契約をいたしておりますLGWAN、これは地方公共団体を相互に接続する行政専用のネットワークシステムでございますが、本システムが来年度更新時期を迎えるに当たり調査検討の結果、町村会が行っているものに共同参加することにより今年度120万程度増額になりますが、来年度以降現行より各年度180万ほど負担の軽減となるための補正でございます。そこで、今回補正をいたします300万8,000円のうち177万3,000円は、下段の電子計算機及びシステム等使用料の既定予算1,120万5,000円の中に計上されており、今回契約先を変更することに伴い、支出科目が使用料から委託料に変更となるため、予算の組み替えと不足いたします123万5,000円、合わせて300万8,000円を補正いたすものでございます。次に、下段の使用料でございますが、前段ご説明をいたしました予算組み替えをいたしました177万3,000円の減のほかに今年度から複合機を一括管理することとしたため、後ほど出てきます教育費で管理しております複合機に係る予算115万2,000円を本費目に組みかえしたものであり、その結果、差し引き62万1,000円の減額となるものでございます。
 次に、13ページをお願いいたします。上段の臨時職員賃金14万2,000円の増は、焼尻電気係職員1名が長期入院休暇となることに伴い、業務に支障を来すため、臨時職員1名、一月分の賃金の増でございます。
 次に、14ページをお願いいたします。中段の介護福祉費、手数料16万円の増につきましては、来年度改築予定の特別養護老人ホームの建築確認申請手数料でございます。
 次に、18ページをお願いいたします。土木費、下段の住宅費において起債対象費目の増に伴い、一般財源240万円を減額し、同額を地方債で増額するものでございます。
 次、19ページをお願いいたします。教育費手数料30万6,000円の減、20ページ上段の手数料55万2,000円の減及び下段の手数料29万4,000円の減、合わせて115万2,000円の減額は先ほど総務費でご説明をいたしました複合機の一括管理に伴う予算の組み替えに伴うものでございます。
 次の22ページ、23ページにつきましては、給与費明細でございます。説明は省略をさせていただきます。
 以上が一般会計の歳出でございますが、一般会計、歳入及び特別会計の補正の内容につきましては、町長からの提案内容をもって、私からの説明は省略をさせていただきます。よろしくご審議、ご決定いただきますようお願い申し上げます。

〇議長(橋本修司君) お諮りします。
 審議の方法につきましては、各会計ごとに歳入歳出一括して質疑を行い、それぞれ討論、採決の順に従い、審議を進めることにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
 したがって、そのように進めることに決定しました。
 これから議案第52号 平成20年度羽幌町一般会計補正予算(第4号)について歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで討論を終わります。
 これから議案第52号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第52号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第53号 平成20年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで討論を終わります。
 これから議案第53号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第53号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第54号 平成20年度羽幌町老人保健医療特別会計補正予算(第2号)について歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで討論を終わります。
 これから議案第54号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第54号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第55号 平成20年度羽幌町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで討論を終わります。
 これから議案第55号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第55号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第56号 平成20年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで討論を終わります。
 これから議案第56号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第56号は原案のとおり可決されました。

        ◎同意第3号
〇議長(橋本修司君) 日程第13、同意第3号 羽幌町教育委員会委員の任命についてを議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 同意第3号 羽幌町教育委員会委員の任命について提案理由のご説明を申し上げます。
 皆様方のお手元の議案書に住所、氏名、生年月日等が記入されておりませんので、今読み上げていく中でご記入をお願いいたします。住所、苫前郡羽幌町北3条2丁目10番地、氏名、松田肇、生年月日、昭和31年8月17日生まれ、52歳。
 現委員であります有澤陽市氏が平成20年12月20日付をもちまして任期満了となるため、新たに松田肇氏の人格、識見のもとに教育行政にご尽力をいただきたいということで、教育委員会委員としてご同意を賜りたく、ご提案を申し上げた次第でございます。
 よろしくご審議の上、ご決定を賜りますようお願いを申し上げまして、提案の理由とさせていただきます。

〇議長(橋本修司君) これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) これで質疑を終わります。
 討論は、議会の運営に関する基準100により省略します。
 これから同意第3号について採決します。
 本案は、同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
 したがって、同意第3号については同意することに決定しました。

    ◎発議第10号
〇議長(橋本修司君) 日程第14、発議第10号 議員の派遣についてを議題とします。
 お諮りします。本町の懸案事項の要望、促進を図るため及び議員の研修会並びに各委員会の調査研究のため、本日から3月までの間、本議会は必要と認められる事案について道内外の関係機関に議員を派遣したいと思います。なお、派遣する議員については、案件を勘案の上、その都度議長において指名したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
 したがって、発議第10号は原案のとおり決定されました。

    ◎発議第11号
〇議長(橋本修司君) 日程第15、発議第11号 各委員会の閉会中の継続調査及び審査についてを議題とします。
 各常任委員会及び議会運営委員会における閉会中の所管事務調査について、それぞれの委員長から会議規則第75条の規定により閉会中の継続審査の申し出がありました。
  お諮りします。それぞれの委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
  したがって、発議第11号は原案のとおり決定されました。

    ◎閉会の宣告
〇議長(橋本修司君) これで、本日の日程は全部終了しました。
 したがって、平成20年第8回羽幌町議会定例会を閉会します。
(午後 3時30分)

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