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平成26年第10回定例会

平成26年第10回定例会

議事日程第1号 平成26年12月25日(木)
日程番号 議案番号等 件名等
1 会議録署名議員の指名
2 会期の決定
3 諸般の報告
4 行政報告
5 一般質問
金木議員 「町長選での各候補の主要政策について」

 11月9日執行の町長選挙は、42年ぶりに3人以上の候補による選挙となったが、いずれも新人候補として特色ある政策を掲げ、支持を訴えられた。
 「町民が主人公のまちづくり」や「1次産業の発展なくしてまちの発展はない」等の政策的スローガンは、表現の差こそあれ駒井町長も他の候補同様に訴えられていた。中には独自に訴えられた具体的政策もあったが、公開討論会では互いの政策について議論を深めるところまではいかなかった。
 そこで重要と思われる、駒井町長及び他候補が掲げた主要な施策について、町長の見解を求めたい。以下の点について町長の考え方を質問する。

1 町民参加や情報共有を柱とする自治基本条例の制定について
2 第2子以降の保育料無料化や高校生までの医療費無料化について
3 1次産業の基盤強化や6次産業化の具体策について
4 ハートタウン町有化問題の具体的な検証について
5 その他、力を入れて取り組みたい政策、課題について
村田議員 「農業振興について」

 町長は先般の第9回羽幌町議会臨時会の招集挨拶において、農業、漁業は町の基幹産業であるとの発言をされたが、私も同感である。
 現在の農業情勢はTPP(環太平洋パートナーシップ協定)の行方や、平成30年から始まるであろう米の生産目標、数量の配分廃止など不安定である。
 加えて農家戸数の減少(平成元年293戸から平成26年151戸へ)、農畜産物の価格低迷と円安による諸資材等の高騰による所得の減少など多くの課題を抱えている。このような状況の中で、これからの町の農業をどのように振興していくのか、以下の点について町長の考え方を伺いたい。

1 農業人口減少を食い止めるべく、どのように担い手、後継者、新規就農者対策を図っていくのか。
2 足腰の強い農業を創るべく、どのように農地の利用集積、生産基盤の整備などコスト削減対策を図っていくのか。
寺沢議員 「羽幌町の空き家対策について」

 総務省が5年ごとにまとめる「住宅・土地統計調査」によると、空き家は1960年代から増え続け、最新の2013年時点での調査によると約820万戸の空き家があり、全住宅の13.5%に当たるという。このままでは14年後の空き家率が23.7%に達すると試算されている。道内では2013年に40万1,000戸の空き家があり、10年前に比べて約8万戸増加し、5年前より0.4%増加し過去最高となった。空き家は、地方のみならず都市部でも増え続け、全国的な問題である。
 管理が不十分の空き家は、防災や防犯上の問題、ゴミの不法投棄などの衛生上の問題、景観悪化など多くの問題を引き起こしている。このため、全国の地方自治体が定める空き家の管理条例は330条例あり、自治体によっては待ったなしの問題として対応を急いでいる。
 羽幌町においても、特に離島地域においては深刻な問題であり、住民が危険にさらされる事態が日常的に起きている。通学路に面した廃屋の老朽化が著しく建物が傾き、警察の黄色いテープで囲って倒壊の危険を知らせているが、対応がそこから進んでいない。また、強風が吹き荒れると屋根材や外壁材が飛散し、路上や人家周辺に降ってくることも珍しくない。屋根を飛ばされる危険がある建物は、役場や消防職員などが出て網をかぶせ、飛ばないよう応急処置をしている現状にある。ここまでの対応が現状では精一杯とみられ、対応は不十分のままだ。同様の問題が今後、町内全域に広がるのは明らかだ。
 私は、住民の安全・安心な暮らしを守るため、羽幌町として空き家対策を早急にすべきと考える。2014年の臨時国会で成立した空き家対策特別措置法の内容に照らし、行政代執行を含む羽幌町空き家対策条例を制定し、速やかに空き家対策を進めるべきである。このことに関連して以下の質問をしたい。

1 羽幌町における空き家の現状は(市街地区、天売地区、焼尻地区に分けて)
2 住民からの苦情・相談とそれに対する町の対応の具体的事例は
3 まずは空き家等対策計画を策定し、計画対象地区・空き家の種類等の定義づけ、空き家調査、跡地の活用促進、住民相談への対応などについて明らかにし、町独自の条例制定による空き家対策を進めてはどうか。
松原議員 「「株式会社ハートタウンはぼろ」の検証について」

 今回の羽幌町長選挙は、「株式会社ハートタウンはぼろ」の問題が争点となり、この問題の検証を公約された二人の候補に、当日投票した町民の約63%の票が集まった。その結果、駒井氏が新町長に当選された。
 町民の多くがこの問題に関心を持っており、きちんとした検証を駒井町長に期待している。町長は町民が納得する検証をすべきであり、多くの町民の声に答えなければならないと思う。
そこで、どのような検証をされるのか、お答え願いたい。
松原議員(2) 「役場職員の町民に対する役割について」

 広報はぼろ12月号によると、駒井町長は就任にあたり職員に以下の訓示を述べられた。いわく「職員の一人一人が、町の中で色々な話を聞いて職場へ持ち帰り、担当課や同じ課の中で話を出して、町民の中の話題を自分たちの話題としていただきたいと思っております。」とのこと。
 この記事を読み、大変いい訓示ではないかと思った。これまでの町政の中で町民が感じていたことを、率直にお話されたものだと思う。
 私は、課長が先頭に立って町民と向き合い、町民の要望を聴くべきだと考える。町長は、今後どのような形で職員が町民と向き合うべきと考えるのか、またその意向をどのように指示されるのか、具体的に示されたい。
阿部議員 「地域振興と商店街活性化について」

 近年、疲弊する地方経済の象徴として、テレビ画面に映し出されるのが、「シャッター通り」と揶揄される商店街であり、わが町羽幌町も例外ではない。
 全国の商店街の状況については、国の機関である経済産業省中小企業庁が数年おきに実態調査を行っており、その調査結果によると、「繁栄している」が1%、「衰退する恐れがある」「衰退している」が合わせて75%という結果が出ている。
 今後の羽幌町は、人口の減少、高速道路等の整備によるモータリゼーションの発展、またインターネットの普及やスマートフォン利用者の増加によるネット通販の拡大など、地域内での消費の減少が予想される。また、商店主の高齢化や後継者、担い手不足など更なる商店街の衰退が懸念される。
 これらのことを踏まえると、これからはUターン、Iターンも含めて、新たな人材による新陳代謝の促進が必要になると考えている。
 商業は企業努力による競争・競合が前提ではあるが、地域の商業を支えてきた商店街の振興策として、有効と思われる以下の点について質問する。

1 空き店舗、空きスペースの活用について
2 地域のブランド化、にぎわいの創出について
小寺議員 「駒井町長の重点施策について」

 今年11月に多くの町民の支持を得て当選された駒井町長は、選挙前に町政の重点施策として、「基幹産業の振興」、「健全財政の運営」、「高齢者福祉の充実」、「医療体制の充実」、「教育の振興」を発表され、また公開討論会では政策の優先順位として1番目に「ハートタウンの検証と今後」、2番目に「一次産業の振興」、3番目に「子育て支援、学校教育、高齢者福祉の多様化推進」を挙げられた。町民はこれからの施策や政策に期待し、新たな町の発展と変革を熱望していることと思う。
さて今年5月、日本創生会議が全国の自治体のうち、2010年と比較して若年女性が半分以下に減る自治体、いわゆる「消滅可能性都市」が2040年には全国の49・8%に当たる896市区町村になるとの試算を発表した。
羽幌町でも高齢者や子育て世代への支援、乳幼児から児童、学生までの医療費無料などの支援が行われてきたが、20~30代の若年層への支援は遅れていると思われる。今後は特に後継者や若年層への支援を行うことが羽幌町の未来の為に必要であると考える。そこで次の通り質問する。

1 基幹産業の振興について
 現在は補助制度を活用して、正社員に繋がる就労支援を行っている。外からの企業誘致も必要だが、行政が積極的に特定の企業だけでなく、広く地元企業への支援を行うことが安定した雇用と町の発展に繋がると考えるがどうか。

2 後継者や若年層への支援について
 周辺町村に住み、本町で働いている若年層がいる。今年度、住宅改修補助の枠を拡大したが、若い世代が羽幌町に住みたいと希望する中、新築を希望する際にも住宅整備補助や町営住宅の整備も含めて、改めて検討すべきと考えるがどうか。

3 教育の振興について
 子育て支援や家庭への支援などの包括的な支援に加えて、教育現場への支援も必要であると考える。直接子ども達を教育している学校教育現場では、予算面や人的支援が不十分であると考える。現在、羽幌小学校建替事業計画が進められているが、現場の声をよく聞き、子ども達やそこで働く先生方がよりよい環境の中で学び、教えることができるように、今後どのような形で学校教育への支援を行おうと考えているのか。

4 ハートタウンの今後について
 町は7月に株式会社ハートタウンの所有施設と土地を1億5,600万円で購入した。町長は「ハートタウンの検証と今後」を政策の優先順位の1番目に掲げている。検証については今後、内容や方法など時間をかけて行われると考える。
しかし、株式会社ハートタウンは7月以降会社としての動きがなく、購入前の約束を果たしているとは思われない。まちづくり会社としての今後の役割と責務について、町はどのように考えているのか。
議事日程第2号 平成26年12月26日(金)
日程番号 議案番号等 件名等
1 会議録署名議員の指名
2 諸般の報告
3 報告第6号 平成26年度定期監査報告(第2次)について
4 議案第59号 羽幌町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例
5 議案第60号 羽幌町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例
6 議案第61号 羽幌町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例
7 議案第62号 羽幌町子ども発達支援センター設置条例の一部を改正する条例
8 議案第63号 羽幌町国民健康保険条例の一部を改正する条例
9 議案第64号 平成26年豪雨災害による農地災害復旧事業の施行について
10 議案第65号 留萌地域電算共同化推進協議会の設置について
11 議案第66号 平成26年度羽幌町一般会計補正予算(第10号)
12 議案第67号 平成26年度羽幌町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
13 議案第68号 平成26年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
14 議案第69号 平成26年度羽幌町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
15 発議第10号 議員の派遣について
16 発議第11号 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について

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